【ガンダム】アナベル・ガトーとかいう初視聴の時期で評価が変わるキャラ

ガトーが評価されてるときニナはあまり批判されてなかった
ニナが批判が増えるとともにガトーの評価も下がった気がする

ブラック企業に洗脳されたみたいでかわいそうなあ～ちゃん

逆に悪女扱いだったシーマは実際はただの一般兵で、ジオンのクソさに見切りをつけたいのに連邦の復讐を恐れて投降もできず、そのためにジオンを裏切ったと証明したのに結局見捨てられるって同情が増えてるな

リアルタイムで触れた個人的イメージは911まではガトーはカッコいいイメージ一辺倒だった様に思う
リアルのテロで一気にイメージの呪縛が解けたのか、以降、シーマの過去と紐付けて、それを理解せずに邪険に扱うガトーに物知らずのイメージがつきそれは漫画版で補強され、票が落ちていった
武人のイメージもダメな面が見えてくると厨二病の様に取られるようになった
多分視聴者が歳をとったせいで若造の夢見事だと感じ始めたんだと思う

ガトーは大義＝正義みたいな価値観なんだろけど
実際のところジオンが高潔だなんてことはまるでないし、それを断片的にしか知らないまで戦争で汚れ仕事を軍上層部押し付けられたシーマの様な悲劇的な兵たちを俗物扱いするダメな意味で潔癖なところがあかん

でも後のシリーズで連邦がコロニー落とされても文句言えない事やってるし、0083での事だって連邦がバカな事(観艦式等)しなければ未然に防げただろうし、正しいとは言わないけどガトー側ばかり批判されるのは違和感がある

※8
その「察する事ができなかった」はジオンの裏面を知らずに理想ばかり語って、武人然とした態度を取る事を浅く見せてしまうんだよ
漫画版では海賊家族たちの処遇をたちの悪い冗談のように扱ってたし
なまじ視聴者は神の視点でみてしまうからね
ノレドを蹴ったCGの職員はもしかしたらあの世界ではそんなにおかしい態度ではなかったのかもしれないけど、視聴者の倫理、知識からすると悪役でしかないわけで、感情論だから否定しても印象は覆りにくい
本編後の積み重ねでガトーの知らない背景が増えるたび本編中の態度でワリを食いやすいキャラしてる

９１１関係なく自分の心境の変化？
武人の潔さとか純粋さに心を打たれたのが後になると「純真さにイラッと来る」。
後付けというより「ジオンの歪み」は１stの時点でこれでもかと描かれていたし「男子供特有の自分の信じたいモノしか信じない我侭さ」が目立って来る。
一方シーマ様は部下を食わせるために形振り構わず奔走しながら笑顔を絶やさず辛い心の中を見せずに頑張りつづけた、ガンダムヒロインの中でもここまでいい女は滅多に居ないぞ。
ついでに言えばシーマ様は「一般兵」どころかあの時代での現場レベルのトップエリート、優れた容姿に確かな実力で人望も高かったのが「島型コロニー出身者」というのがズムシティー組には目障りだったと思われる（Vガン小説版のファラが同じ境遇）。謂れの無い差別を受けた者が更に差別をするという卑しさの極致だけどこれまた嫌というほど世の中に溢れ返っている。
そしてビッター将軍の最期も初視聴で「あっけなく」見えたのが、後から「これで開放された」ように思えた。